Drupal をインストールして最初に混乱するのが
ストーリーとページの違いだろう。もっというと「ストーリーとページとブログ」の違いだ。
Drupal では、あまり変更しない、例えば1年に1回更新するかしないかのような静的なコンテンツ、企業でいえば
所在地情報とか連絡先はページで作り、日々投稿される
ニュースなどのコンテンツはストーリーで作る、ということを想定しているようだ。確かにリーズナブルであるが、Movable Type に慣れた身からすれば、「すべてエントリーでいいじゃん」ということになる。それもごもっとなのだが、Drupal ではブログサイトというよりもっと幅広いサイト構築システムを目指しているため、(だから CMS なのだが)そのような整理になっていると
受け入れるしかない。
ストーリーもページどちらもデータベース上は node という単位で管理され、Drupal 自身は node に対してストーリーとページの分類種別フラグ(type)を付けているだけであるため、このコンテンツ=ノードのシンプルさが逆に混乱の元となるようだ。ゆえに、静的なページにもコメントが付けられるようにできるようになっているため、ストーリーとの違いがわかりずらくなると思う。自身でサイトを構築するなら、ほとんどの場合
ページで作ったコンテンツにはコメントは無効という設定でいいと思う。
ストーリーとページの違いは、「日々のニュース(=ストーリー)か企業の住所のような単なる情報(=ページ)か」ということだとすると、それじゃあストーリーとブログの違いって何なんだ?これは、ストーリーがニュース記事のように作者名をあまり主張しないような(匿名でもいいくらい)、サイト横断的に展開されるエントリーの性質を持つのに対して、ブログは「書いた個人名(ユーザー名)までハッキリわかるようなエントリー」であると整理したらいいと思う。
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