Google のエンジニアの方と話して知ったのだが、Google Docs & Spreadsheets に、ひっそりと GoogleLookup と GoolgeFinance 関数が追加されたようだ(でも調べてみたら 2006/11/30 の Internet Watch に「Google Docs & Spreadsheets」に“Google関数”埋め込み機能など追加 という記事があった)。そこでさっそく試してみた。
まずは GoogleLookup 関数から。
作り方は、
- Google にアカウントを持ってない人は作る。アカウントっていうのは Gmail でいい。
- Google Docs & Spreadsheets に行ってスプレッドシートを新規作成する。
- 世界の人口を知るには、セルに
=GoogleLookup("world", "population")
と入れてみよう。日本の場合は、
=GoogleLookup("Japan", "population")
- スプレッドシートを誰からも参照できるように、つまり HP として公開できるように右上のタブから Publish する。これで 5分ごとに更新されるホームページの URL が生成される。
- もしスプレッドシートを更新して Re-publish したい場合は、Automatically update every 5 minutes? のところにある Yes ボタンをクリックすると、Re-publish ボタンが有効になる。
※Re-publish すると、リンク先の HP の内容も変更されることに注目!(意図的にリロードせず、ずっと表示しているときは 5分後)
- ここのエントリーにあるように、ブログなど自分の HP に組み込む場合は <iframe> タグを使うといいだろう。参考までに上記 <iframe> タグの内容は、次のようになっている。
次に GoogleFinance 関数を試してみよう。
作り方は、
- Google Docs & Spreadsheets に行ってスプレッドシートを新規作成する。
- セルに
=GoogleFinance("GOOG", "Price")
と入れてみよう。米国の株はティッカーシンボルと呼ばれるアルファベット4文字の組み合わせで社名を表す。これは日本の銘柄コードにあたるのだが、最初の引数にそのティッカーを(この場合は Google のティッカー "GOOG")、2番目の引数に株価なら "Price"、出来高なら "Volume" と入れる。ちなみに Apple のティッカーは AAPL、マイクロソフトは MSFT、アマゾンは AMZN、アドビは ADBE、シスコは CSCO…こんなところか。後は興味のある会社があったら米国ヤフーにでも行って各自で調べてね。
- スプレッドシートを誰からも参照できるように、つまり HP として公開できるように右上のタブから Publish する。これで 5分ごとに更新されるホームページの URL が生成される。
※米国のマーケットが開いている間は5分後、もしくはマーケットが閉じてしまったら値は更新されないから明日またこのエントリー(HP)に来て数字が変わっているか確かめてみて欲しい。
- あとは GoogleLookup のときと同じ。ちなみに株価はマーケットのリアルタイム値から 20分遅れの配信です。
百聞は一見に如かず、このような関数があってはじめてオンラインアプリが活きてくるような気がする。
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