Java の参考書: JavaWorld

最近は Drupal のおかげで PHP にどっぷり浸かっている私ではあるが、自分自身の SE の道は Java と共に歩んできた。一番最初に Java でクライアントホテル予約システムのクライアント側のコードを書いたのは 1996年のことだから、今から 10年以上も前ということになる。 いまやシステム系の理系学部や企業の新入社員教員では必須となるくらい一般的になった Java。Java のことでわからないことがあったら今ならネットで検索すれば必ず解決するだろう。 当時の私の Java の情報源といえば Java House メーリングリストか、この JavaWorld だった。自腹を切って定期購読で毎月会社に送ってもらっていた。確か会社も JavaWorld を取っていたはずだが、自腹にした理由はそうでないと身につかないから。 JavaWorld で得たものは今思えば非常に大きかった。ページ数の割りに値段が高い印象があるが内容はいつも濃かった(今はアメリカにいるので読んでおらず、わからないが・・・)。 何か新しい技術を学び始めるには(IT に限らずだが)、まずはその分野の雑誌があれば購読してみるのが近道だと悟ったのも JavaWorld のおかげだ。雑誌なら本を読むより情報が新鮮で、効率がいい。本は1冊最初から最後まで読むというイメージだが、雑誌(というかムック)なら誌面の都合でコンパクトにまとまっているので興味のある記事だけ拾い読みできる。 そんな JavaWorld は 2007年2月が最終号(海外赴任中に廃刊になるのは残念でならない。しかしこれも Java が成熟した証拠)で、JavaWorldメモリアルDVDを出したそうだ。これは日本に帰ったときに必ず買う。というか、すでにアマゾンで予約してある。こういう本というか DVD は、リファレンスになりありがたい。しかも、今までの JavaWorld 買うより、確実に安い(笑)。 それでも何かの雑誌を月々購読するには値段が高くつくと思う方については、自己投資という考え方をお勧めする。実際、私が仕事上、Java について(例えば、情報通信白書の執筆や他のプロジェクトへのアドバイスなど)社内でしばしば指名がついたのは、この JavaWorld で Java に関する最新の情報を得ていたからだ。思えば毎月 JavaWorld が送られてきたときには、それを帰りの通勤電車の中で読んでいた(朝は毎日日経だから)。それでアメリカまで来たのだから、少なくとも私は自己投資は十分回収できたと考えている。
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Posted on 2007-07-29 by yas |