以前、
Drupal を Ubuntu で動かす方法を書いたのだが、Ubuntu にクリーンインストールする際、Drupal を動かすためにインストールしなければならないパッケージ(LAMP 環境)や設定は決まっているから、各種設定等をほとんど決め打ちでインストールするインストーラーのスクリプトを書いてみた。
とりあえず Ubuntu をインストールした直後、最初のユーザーでログインして、アーカイブ
install_drupal_ubuntu-20080305a.tar.gz を展開して、この中にある settings.php の
$db_url = 'mysql://root:<your_password>@localhost/drupal5';
の<your_password> の部分を MySQL で設定したいパスワードに書き換えておく。その上で、
# cd install_drupal_ubuntu; ./install.sh
とすれば、このインストーラーが自動的に以下の作業を行ってくれる。
- ルートパスワードの設定
- apt-get で必要なパッケージのインストール
- openssh-server
- apache2
- mysql-server(MySQL 用のパスワード(これは Ubuntu とは別)を聞かれるので、Drupal のsettings.php と同じパスワードにしてください(settings.php の中のパスワードは password なので、これも変えるべき))
- php5
- php5-gd
- postfix
- phpmyadmin
- debian-helper-scripts
- curl
- Workflow Graph モジュールを使うなら php-pear、pear Image_GraphViz が必要l
- LDAP Integration モジュールを使うなら php5-ldap が必要
- Apache 2 の設定(/etc/apache2/sites-available/default の編集)
- PHP 5 の設定(/etc/php5/apache2/php.ini の編集)
- Drupal 5.x のダウンロード
- Drupal 用データベースの作成(データベース名: drupal5)
- 各ディレクトリの作成(このスクリプトでは HTTP サーバのルートディレクトリを /var/www/html にする)
- シンボリックリンクの作成(あとで Drupal をバージョンアップしやすいようにするため)
- Drupal のインストール(https://localhost/instal.php の呼び出し)
- Cron の設定(とりあえず 5分おきに https://localhost/cron.php を呼ぶことにする)
install.sh の最初の方のアルファベット大文字の変数(DRUPAL、DATABASE、HOSTNAME、WWW)が設定できる項目。
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