Linux で、システムのタイムゾーンを設定する方法

GUI なしの Linux でシステム自体のタイムゾーンをコンソール(コマンドライン)だけで設定するには、ルート(root)権限が必要である。以下のようにする。
  1. ルートでログインする。現在のタイムゾーンを確認するには date コマンドを使用する。date と入力して Enter キーを押すと、Sat Oct 12 00:00:00 PDT 2006 のように表示される。この場合は PDT がタイムゾーンで、PDT とは Pacific Daylight Saving Time (太平洋標準時の夏時間)の略で、米国の場合は夏時間は PDT とと表記する。夏時間でない場合は PST である。MDT/MST、CDT/CST、EDT/EST なども同様である。
  2. /usr/share/zoneinfo にディレクトリを変更する。ここに設定できるタイムゾーンが集まっている。
  3. 日本の場合はそのまま Japan というファイルが見つかるが、Asia というディレクトリの下に Tokyo というファイルも見つかるはずである。米国に設定したい場合は America の中から選択する。
  4. ここで選んだファイルを /etc/localtime にコピーすればいいのだが、まずは mv /etc/localtime /etc/localtime.org などとしてから、JST / 日本(東京)の場合は、
  5. ln -s /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime とした方がいいだろう。
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